2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16730183
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
飯田 恭 慶應義塾大学, 経済学部, 助教授 (20282551)
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Keywords | 土地 / 農民 / 農村 / ドイツ / 近世 / 家族史 / ミクロ歴史学 / 比較史 |
Research Abstract |
(1)著書原稿Ruppiner Bauernleben 1648-1806: Sozial- und wirtschaftsgeschichtliche Untersuchungen einer landlichen Gegend Ostelbiens aus mikrohistorischer Perspektiveについて,Dr.Monika Ayugai(ドイツ文学,獨協大学)によるドイツ語表現の校閲と,Prof.Dr.Werner Trossbach(ドイツ農業史,カッセル大学)による内容上・ドイツ語表現上の校閲とを受けた上で,最終的な改稿を行った。そして平成18年3月27日,完成稿(A4:241頁)をブランデンブルク州立古文書館館長Dr.Klaus Neitmann宛てに発送。近く,同館刊行の図書シリーズVeroffentlichungen des Brandenburgischen Landeshauptarchivsへの採否の審査が始まる。 (2)大島真理夫編『土地希少化と勤勉革命の比較史(仮)』(ミネルヴァ書房,近刊)の第6章「『農場』と『小屋』-近世後期マルク・ブランデンブルクにおける土地希少化と農村発展-」について,編者および出版社の要請を受けて加筆修正し,完成稿を作成した。平成17年度中に出版の予定であったが,諸般の事情で刊行が遅れている。 (3)平成18年6月24日に東京大学で開催される2006年度政治経済学・経済史学会春季総合研究会(テーマ:「『共同体の基礎理論』を読み直す-共同性と公共性の意味をめぐって-」)で報告を行うことが決定。平成18年2月11日,同学会研究委員会で,その準備報告(タイトル「共同体の『ゲルマン的形態』再考-静態モデルから動態モデルへ-」)を行った。 (4)「農村における『小作人化』と『労働者化』-近世土地制度史の日独比較に関する二三の覚書-」(平成16年11月8日,慶應義塾経済学会での報告)の構想をベースにしながら,近年の研究動向を踏まえた近世日独農村比較史の論稿を執筆中である。
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Research Products
(1 results)