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2004 Fiscal Year Annual Research Report

痴呆高齢者を介護する家族の心理プロセスに関する基礎的研究-セルフヘルプグループを通しての検討-

Research Project

Project/Area Number 16730361
Research InstitutionHiroshima International University

Principal Investigator

佐々木 直美  広島国際大学, 人間環境学部, 講師 (00341230)

Keywords在宅介護 / 介護ストレス
Research Abstract

広島県三次市三和町において、下記の研究を実施した。
1.健康教室の開催
全4回に渡り、高齢者を在宅介護している介護者約20名を対象に、フットマッサージを中心とした健康教室を実施した。健康教室の内容は、以下の通りである。
第1回 足に関する基礎知識。ハンドケアについて
第2回 足のトラブルへの対応、見分け方
第3回 足の洗い方。爪の切り方。足のマッサージの仕方
第4回 健康な歩き方
この効果評定については、人生満足度尺度、バウムテストおよび、各回の前後の血圧測定により行った。その結果、毎回、健康教室実施後の最高血圧、最低血圧ともに低下しており、心理的な安定が見受けられた。
2.介護者への心理面接
家族会に参加できない介護者の自宅を訪問し、心理面接を実施した。面接の構造は以下の通りである。
頻度:介護者の希望に沿って、1名あたり、1回〜数回実施。
時間:60分〜90分
本研究の面接対象となった介護者の多くが、老老介護であった。よって、介護者も「いつまで介護を続けることができるか分からない」、「自分の介護は誰がしてくれるのだろう」という不安を抱えていた。また、その不安は、介護者の配偶者の疾患が重い場合には特に強いことが伺えた。つまり、介護ストレスには、介護者自身の身体的・精神的負担の軽減だけでなく、介護者を支える配偶者の存在が大きいことが示唆された。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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