2005 Fiscal Year Annual Research Report
働く女性のメンタルヘルス:母親と子どもの定期健康診断結果から
Project/Area Number |
16730362
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Research Institution | Shiga Junior College |
Principal Investigator |
荻田 純久 滋賀女子短期大学, 幼児教育保育学科, 講師 (50369617)
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Keywords | 働く女性 / メンタルヘルス / 子ども / 健康診断 / ストレス / 心身保健学 / 母子健康手帳 / 教育態度 |
Research Abstract |
今日男女雇用機会均等法などの影響もあり,女性は結婚・出産を経た後も何らかの仕事を継続する傾向が強くなってきている.しかし,こうした働く女性に対するサポート体制は未だ十分とは言えない.本研究では,1)健診データを用いた母子のメンタルヘルスに関する研究(研究A),2)働く女性のメンタルヘルスに関する国際比較研究(研究B)を実施し,働く女性に対するサポート体制を今後よりよいものにしていくための有益な情報を提供することを目的とする.今年度は,主に研究Aの方に時間を割いた.母子健康手帳に記載されている子どもの健診をはじめとする様々な情報,母親のメンタルヘルス,養育態度との関連を調べるためのアンケート用紙を作成した.またアンケート回答時には出来れば夫をはじめとする誰かと一緒に,子どもの母子健康手帳記載事項について記入してもらうようにし,アンケート最後には記入後の感想を書く欄も設けた.母子健康手帳を母親だけで見るのではなく,夫をはじめとする身近な人と一緒に過去の話をしながら見ることによって親の意識や気持ちに変化が生じるのではないかと仮定し,そのことを確認するためである.最近母子健康手帳という名称ではなく,親子健康手帳という名称に変更し,父親の育児参加意識を高めようとする動きがある.もしも今回の結果から母子健康手帳を使って過去のことを語り合う効果が示されれば,そうしたことを推進していきたい.現在アンケート用紙を配布,回収,分析という一連の作業を行っている.
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