2004 Fiscal Year Annual Research Report
大学院における学校管理職養成プログラムと教授法に関する日豪比較研究
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16730390
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
佐藤 博志 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (80323228)
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| Keywords | 学校管理職 / プログラム / 教授法 / オーストラリア / 学校変革 |
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| Research Abstract |
本研究は,日本とオーストラリアの大学院を対象として,学校管理職養成プログラムと教授法の比較研究を行い,効果的な学校管理職養成プログラムと教授法の特質を解明することを目的としている。本年度は,まずビジネススクールの企業管理職養成プログラムと教授法を調査した。その理由は,ビジネススクールの企業管理職養成の実践は,学校管理職養成よりも先行しており、示唆的なためである。九州大学大学院ビジネススクールを訪問し,企業管理職養成プログラムと教授法について,様々なデータを得ることができた。そこから,事例研究の重要性,組織マネジメントの授業開発,大学院担当教員の研修の必要性が重要であることが明らかになった。これらの知見は学校管理職養成プログラムと教授法にとって,参考となると考えられる。
さらに,オーストラリア・メルボルン大学大学院教育学研究科修士課程スクールリーダーシップ・コースのプログラムと教授法を分析した。そのデータも入手することができた。そこから,学校管理職養成のためには,プログラムのテーマを明確にすることが示唆された。すなわち,メルボルン大学大学院教育学研究科修士課程スクールリーダーシップ・コースでは,学校変革というテーマが設定されている。そして各々の授業が,学校変革というテーマの下に,系統づけられている。学校管理職にとって,学校変革は重要な課題である。学校変革というテーマを設定し,プログラムを編成する方法を,新たな知見として得た。このようなプログラムの編成方法は日本の大学院にとって,きわめて参考になるだろう。
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