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2004 Fiscal Year Annual Research Report

CLIO低温懸架系の散逸測定

Research Project

Project/Area Number 16740128
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

内山 隆  東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (60361656)

Keywords重力波 / レーザー干渉計 / 散逸 / 熱雑音 / 低温
Research Abstract

低温重力波レーザー干渉計CLIOの懸架系最終段は上段マス、サファイアシリンダーを基盤とする鏡、その鏡を吊り下げるサファィアファイバーで成り立つ。サファィアファイバーはサファイアの板で上段マスにクランプされU字型に張られる。サファイアシリンダーは2本のU字型に張られたサファイアファイバーによってつり下げる。サファイアシリンダーは直径100mm、厚さ60mmの大きさのものを使う。これはCLIOで使われるものと同じ大きさである。このサファイアはすでに東京大学宇宙線研究所に有るものを使う。サファイアファイバーは直径150ミクロンの太さのものを使う。振り子の長さは40cmである。
平成16年度はこの懸架系最終段を含むCLIO低温懸架系の設計と部品製作を完了した。CLIO低温懸架系はクライオスタットの室温部に置かれる室温防振部と低温に冷却される低温懸架部の二つに別れる。室温防振部と低温懸架部は同一の真空中に有り、低温懸架部は室温防振部から熱伝導の低いワイヤーによってつり下げられる。室温防振部は三段の縦防振装置で構成され、低温懸架部は一段の縦防振と懸架系最終段の振り子で構成される。縦防振装置はCuBe板を使った板ばねを用いている。そして平成16年度試作し、防振性能の測定を行った。測定結果より必要な防振性能が得られている事が確認された。
平成17年度、CLIO用クライオスタット内にCLIO低温懸架系の組み立てを開始する。組立完了後は、振動励起用アクチュエーターと振動センサーを作成し、散逸測定を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] PRESENT STATUS OF CLIO IN 2004

    • Author(s)
      Takashi Uchiyama, CLIO collaboration
    • Journal Title

      International Journal of Modern Physics A (発表予定)

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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