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2004 Fiscal Year Annual Research Report

中〜大規模爆発的火山噴火の長期将来予測に関するテフラ基礎研究

Research Project

Project/Area Number 16740283
Research InstitutionFukushima University

Principal Investigator

長橋 良隆  国立大学法人福島大学, 共生システム理工学類, 助教授 (10292450)

Keywords地質学 / 火山噴火 / テフラ / 長期将来予測 / 層序 / 編年
Research Abstract

本年度は,1鮮新-更新世テフラ層のコンパイル,2福島県太平洋沿岸の鮮新統に挟在するテフラ層の試料採取と岩石学的分析,3上総層群に挟在するテフラ層の試料採取と岩石学的分析,4長野県の高野層に挟在するテフラ層の試料採取を実施した.
1については,近畿および東海地域,新潟地域,房総地域,南東北の太平洋沿岸地域の鮮新-更新世テフラについて,その岩相・層厚・粒度組成・粒子組成・火山ガラスの形状組成・火山ガラスの化学組成について,既存の文献に記載されている資料からテフラデータベースを作成した.また,各種の年代学的資料を用いて,鮮新-更新世テフラ編年図を試作した.
2については,福島県太平洋沿岸の川前・井出地域の仙台層群大年寺層に挟在するテフラ層について,記載岩石学的性質と火山ガラスの化学組成を明らかにした.隣接地域のるテフラ層については,野外記載と岩石学的特性がこれまでの研究により明らかにされている.それとの比較により,川前・井出地域に分布するテフラ層は,隣接地域より下位の層準を含むことが明らかになった.
3については,上総層群のテフラ層・220試料の分析をすでに終えており,その解析結果について第四紀学会および地質学会で発表を行った.しかしながら,検討を進めていくなかで分析試料の不足が判明した.そこで,他機関の研究者の協力を得て,上総層群笠森層中のテフラ層の野外調査を行い,あらたに試料を採取した.それらについては,水洗処理を終えプレパラートを作成した.また,火山ガラスの化学組成については分析を終えている.
4については,本年度の研究実施計画には記載していなかったが,長野県の高野層ボーリングコアに挟在するテフラ層の研究機会を得たので,テフラ試料を採取し水洗処理とプレパラートの作成を行った.

  • Research Products

    (3 results)

All 2004

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 福島県太平洋岸の鮮新統大年寺層に挟在する広域テフラ層2004

    • Author(s)
      長橋良隆, 高橋友啓, 柳沢幸夫, 黒川勝己, 吉田武義
    • Journal Title

      地球科学 58・5

      Pages: 337-344

  • [Journal Article] 男鹿半島北浦層のKm2テフラ層と新潟地域のSK100テフラ層の対比2004

    • Author(s)
      黒川勝己, 矢萩春菜, 丹 真紀子, 長橋良隆
    • Journal Title

      地球科学 58・5

      Pages: 345-350

  • [Journal Article] 火山ガラスの主要成分含有量と屈折率との関係2004

    • Author(s)
      長橋良隆, 吉川周作, 宮川ちひろ, 丸山 高, 里口保文
    • Journal Title

      第四紀研究 43・5

      Pages: 345-352

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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