2004 Fiscal Year Annual Research Report
小型風力発電システムのための最適風向追従システムの基礎研究
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16760120
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
飯田 誠 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40345103)
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| Keywords | 小型風力発電 / 風向追従 / 最適運転 / 安定発電システム / シミュレーション |
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| Research Abstract |
本研究の目的は,小型風力発電システムに対して,日本の変動する風況下における簡単かつ安価な制御システムの構築を行うことである.本所与期間内では,最適運転を可能にする風向・風速最適追従システムを考案・開発・実験評価を行う.
本年度は,最適風向変動追従システムの基礎検討として,以下の検討を行った.
(1)風速毎の最高効率追従システムの設計
風車には風速と周速の比(周速比)をパラメータにした最適効率が存在する.
ブレード特性と風速が既知の場合,最適な回転数およびその出力特性が予測できる.
本年は,風速感知システムと発電機負荷調節システムを用い,回転数制御による最適出力特性取得に関して最高効率追従システムの検討を行った.
(2)最適風向追従システムの構築
風車は,主風向に正対したときに最も効率よくエネルギー取得を可能にする.一般的に小型風力発電システムでは,ブレードと一体化した尾翼より風向制御を行うが,ガストなどの急激な風速変化が生じるような風向変化には追従が困難となっている.本サブテーマでは,風車自体の自己追従性理論の整理と新システム理論構築に向け,東京湾臨海埋立地に計測用小型風車を設置し,風車のヨー偏向力の測定を行い,ヨー偏向システムの検討を行なった.
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