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2004 Fiscal Year Annual Research Report

運転者の認知行動分析に基づく近接車両衝突防止支援システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 16760199
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

平岡 敏洋  京都大学, 情報学研究科, 助手 (30311749)

Keywords先行者追従行動 / 躍度最小化規範 / ドライビングシミュレータ
Research Abstract

平成16年度の研究において,下記に示す成果が得られた.
「ドライビングシミュレータの拡張」
現有するドライビングシミュレータの拡張として,音響システムの構築を行った.当初の予定では1)立体音源装置,2)MIDIインタフェース,3)アンプ,4)ミキサを購入し,システムを構築する予定であったが,立体音源装置が生産中止になったために,PCに高性能なサウンドボードを装着する仕様とした.ただし,このシステムで当初のシステム構成と同等の機能を発揮できる.また,シートに振動子を取り付けることで現実感を高めた.
「前方車両に対する追従行動の分析」
ドライバの先行車追従行動が躍度最小規範に基づくものとしてモデル化を行った.今年度拡張を行ったドライビングシミュレータを用いた実験により,従来モデルの一つであるGMモデルに比べて,減速操作初期の減速度パターンが実際の先行車追従行動をよく再現しているなど,提案モデルの妥当性を示唆する結果が得られた.
当初,今年度中に行う予定であった「実車実験環境の構築」と「側後方車両の認知行動の分析」について,それぞれ下記に記す理由で実施していない.
「実車実験環境の構築」
当初の予定では,「実車実験環境の構築」を行い,次年度に実車実験を行う予定であったが,1)実車実験は危険を伴う,2)実験準備に多大な時間を費やす,などの理由より,本研究ではドライビングシミュレータ実験のみを行うこととした.
「側後方車両の認知行動の分析」
今年度の「ドライビングシミュレータの拡張」において,1)サイドミラーとバックミラーの画像と2)他車両の走行音の構築が未完成のため,側後方車両の認知行動分析に関する実験ができなかった.実験設備の整備とあわせて,次年度(平成17年度)に実験を行う予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 躍度最小化規範に基づく先行車追従行動のモデル化2004

    • Author(s)
      平岡, 國松, 西原, 熊本
    • Journal Title

      自動車技術会学術講演会前刷集 No.113-05

      Pages: 27-30

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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