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2005 Fiscal Year Annual Research Report

運転者の認知行動分析に基づく近接車両衝突防止支援システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 16760199
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

平岡 敏洋  京都大学, 情報学研究科, 助手 (30311749)

Keywords運転支援システム / ドライビングシミュレータ / 聴覚情報提示
Research Abstract

本研究課題では,自動車の防音技術向上に伴い低下してきた,近接車両に対する認知性を高めるために,ドライバが運転時に大量に認知資源を消費している視覚に対して情報を提示するような従来の運転支援システムではなく,視覚情報以外の情報を提示するシステムを提案し,その効果評価を進めてきた.前年度は,ドライビングシミュレータの拡張として音響システムの構築を行うとともに,前方車両に対する追従行動の分析を行った.本年度は,前年度未着手であった「サイドミラーとバックミラー画像」と「他車両走行音」を再現できるようにシミュレータの拡張を行った.さらには,他車両の認知性がより困難な状況としてシミュレータ上に夜間走行環境を再現した.また,相対的な他車両位置に基づいた聴覚情報を提示することによって,側後方車に対するドライバの認知を支援するシステムを構築した.ドライビングシミュレータを用いた被験者実験により,ドライバがミラーに映し出される視覚情報だけではなく,他車両走行音という聴覚情報を用いて側方や後方から接近する車両を認知することと,相対的な他車両位置に基づいた聴覚情報を提示することによって側後方車の認知性が高まることが示唆される結果を得た.本研究成果より,ドライバの快適性向上を目的として,むやみに防音性能・遮音性能を高めることは,他車両の認知性が低下してしまい,他車両との衝突事故の危険性が高まる恐れがあることが改めて確認された.当初実施予定であった触力覚による近接車両情報提示法とその効果検証については継続して検討を進めていく.

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Modeling of driver following behavior based on minimum-jerk theory2005

    • Author(s)
      T.Hiraoka, T.Kunimatsu, O.Nishihara, H.Kumamoto
    • Journal Title

      Proc. of 12th World Congress on Intelligent Transport Systems CD-ROM

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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