2004 Fiscal Year Annual Research Report
円偏波能動アンテナを用いたITS・移動体通信用ビーム走査アレーアンテナの開発
Project/Area Number |
16760316
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Research Institution | Niihama National College of Technology |
Principal Investigator |
香川 福有 新居浜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助手 (00259954)
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Keywords | アクティブアンテナ / 円偏波アンテナ / アレーアンテナ / 移動体通信 / ITS / フェーズドアレー |
Research Abstract |
円偏波能動アンテナアレーの開発の第一段階として、平成16年度の研究計画の一つ目に相当する単体の円偏波アンテナにおいて、Xバンド(9.4GHz)において楕円偏波の軸比(0dBで完全な円偏波)が1dB以下の能動円偏繪派アンテナの開発が出来た。 研究計画の第2番国に相当する空間結合と、線路結合の構成に関しては、実験の過程から空間結合は、アンテナ間隔が狭まると、線路結合より強い結合を示し、軽全体の小型化とビーム走査範囲の拡大に大きな影響があることが分かり、伝送線路結合と放射アンテナの間にFET増幅器を挿入してその単行性を利用して空間結合を低減する方法を考案し、実際に4素子の能動アンテナアレーを製作してビーム走査実験を行ったところ空間結合のみで作ったものに比べて約20°多くビーム走査することが出来た。 研究計画の第3番目に相当する1次元と2次元のアレーのフェーズドアレー動作に関しては、前述通り1次元のみの実験により確認できたが2次元に関しては、まだ出来ていない。 更に、今後ITS分野への応用も考慮に入れ、実際の車載レーダへの応用のために、後側方車両を効率よく検知できる最適アンテナの設計方法を考案し解析をした。また、このアンテナ系では、車載アンテナの主ビーム内の最低受信電力を最大にする条件について検討し、この最大値からレベル低下を許すときのビーム幅の角度幅を明らかにした。 さらに、円偏波の偏波切り替えも考慮に入れ、高速切り替えスイッチの設計の検討も行った。
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Research Products
(4 results)