2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16760376
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
渡辺 浩 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (60244109)
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Keywords | 木橋 / 木構造 / 維持管理 / 劣化度診断 / 腐朽 / 穿孔抵抗 |
Research Abstract |
新しい診断装置の開発についての検討を重ねた。ここでの課題は(1)トルク値を検出し記録すること、(2)穿孔穴が曲がらない程度にドリルの曲げ剛性を確保する-ただし調査痕はできるだけ小さくすること、(3)穿孔壁面とドリル胴部間の摩擦の発生を抑えること、の3点である。 本装置ではごく細径のドリルビットを座屈させることなく一定速度で送り込む機構が必要となる。またトルクをデジタル出力するためにはトルク変換器を装着する必要がある。また回転するシャフトのトルクを検出するため、トルク変換器は回転するシャフト部分に装着する必要もある。 そこでそれらの条件を満たすような装置について検討を進めたところ、躯体の大きさや重量、また費用の面で市販品(レジストグラフ)と大差ないかむしろ不利であることがわかった。そこで、当面は市販品の穿孔抵抗値をデジタル出力し、その結果を評価する方法を検討することにした。 市販品での問題はトルク値が相対的な数値で示され、絶対値が与えられないことである。このため、試料や樹種が異なる毎にそれぞれのコントロール値を調べておく必要がある。そこで、数種類の樹種や年輪の影響等を考慮した数値指標を考案しその評価を行った。
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