2004 Fiscal Year Annual Research Report
EPSとゴムチップの有効利用による擁壁構造物の土圧軽減モデルの構築
Project/Area Number |
16760400
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Research Institution | Independent Administrative Institution Port and Airport Research Institute |
Principal Investigator |
HAZARIKA Hemanta 独立行政法人港湾空港技術研究所, 地盤・構造部, 研究官 (00311043)
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Keywords | 一面せん断試験 / 発砲スチロール(EPS) / 現場実験 / 相互作用モデル / インターフェイス / 数値モデル / 擁壁構造物 / ゴムチップ |
Research Abstract |
1.新たに開発した修正せん断箱を利用してHybrid Interface (EPS-ゴムチップ、EPS-コンクリートおよびゴムチップ-土)のせん断試験を行なった。この試験から得られた主な結果は以下のとおりである:(1)破壊包絡線はゴムチップの場合低ひずみレベルで凹面であり、高ひずみレベルでは凸面になる、(2)土-ゴムチップの摩擦試験による破壊包絡線は低ひずみレベルで凹面であるが、高ひずみレベルでは線形になる。本実験結果の一部は、2005年1月に東京で行なわれた地盤工学会関東支部研究発表会(Geokanto-2004)で発表した。さらに、実験結果の全体まとめは平成17年7月に函館で開催される第40回地盤工学研究発表会に発表予定である。 2.「構造物-EPS-ゴムチップ-土」システムの相互作用を考慮したHybrid Interfaceの新たな数値解析モデルを開発した。この解析モデルを擁壁土圧のFEM解析に適用した。対象としたモデルは擁壁土圧軽減の現場実験であった。解析モデルが土圧軽減とその現象の説明をすることができた。本数値解析の結果は2005年6月イタリアで行われる地盤力学の数値解析に関する国際会議(IACMAG-2005)で発表する予定である。
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