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2005 Fiscal Year Annual Research Report

太陽極近傍放射輝度分布を考慮した日射量データの作成

Research Project

Project/Area Number 16760478
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

中山 哲士  首都大学東京, 都市環境学部, 助手 (90264598)

Keywords気象データ / 直散分離 / 放射輝度分布 / 建物周辺微気候
Research Abstract

日射の直散分離は建築熱環境予測においては欠かせない手段であるが、現時点において実現象を忠実に再現することは難しく誤差を含んだ推定モデルが存在するにとどまっている。また現実には傾斜面日射量は直達日射量成分と拡散日射量成分の合成により求められているが、厳密な直達日射量成分を天空領域においてどこまで含めるかによって値そのものが変わってしまうという定義そのものに対しての問題をも含んでいる。また、直散分離の誤差を生み出している要因にどんなものがあり、その出現特性の地域性や時期変動を捉えることは重要である。本年度、本研究において、昨年から開始した詳細な日射の観測の継続と気象台観測の詳細気象データの統計的解析により、特に直散分離の誤差要因として放射輝度の分布やその不規則性、日射の短時間変動性に着目し、誤差との関連性を明らかにした。
また、気象データと建築との関連性から建物周囲の微気候の形成について、実測により検討を行った。その結果、日射の影響による建築外壁表面温度の上昇や風向により建物周囲の外気温度に差が生じる結果が得られた。建物における外気取入口、空調室外機の性能への影響が懸念される結果となった。

  • Research Products

    (4 results)

All 2006 2005

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 日射の短時間変動と直散分離の予測精度に関する検討 日射の直散分離に影響を及ぼす気象要素の特性研究(その1)2006

    • Author(s)
      中山哲士, 石野久彌
    • Journal Title

      日本建築学会環境系論文集 599

      Pages: 47-52

  • [Journal Article] 放射輝度分布の不規則性と直散分離精度に関する研究2005

    • Author(s)
      中山哲士, 石野久彌
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 D2

      Pages: 1065-1066

  • [Journal Article] 建物外皮周りにおける微気象形成構造の把握に関する研究2005

    • Author(s)
      石橋, 石野, 中山
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 D2

      Pages: 1091-1092

  • [Journal Article] 日射の短時間変動特性と最大日射の丸め誤差への影響2005

    • Author(s)
      中山哲士, 石野久彌
    • Journal Title

      空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集

      Pages: 161-164

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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