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2005 Fiscal Year Annual Research Report

細胞移動や器官形態形成における糖鎖修飾の影響とその必要性の解析

Research Project

Project/Area Number 16770084
Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

伊原 伸治  独立行政法人理化学研究所, 細胞移動研究チーム, 基礎科学特別研究員 (70373272)

KeywordsADAM / Glycosylation / C.elegans / プロテアーゼ
Research Abstract

線虫C.elegansのU字型の生殖巣は原基先端の遠端細胞(DTC)が幼虫期にU字型の移動を行うことにより形成される。近年、DTCの移動を制御するADAM(A Disintegrin And Metalloprotease)ファミリーに属する二つのメタロプロテアーゼが発見され、たんぱく質分解系が細胞の移動方向を決めるのに重要な役割を果たしていることが明らかになった。このような分子の一つMIG-17はADAMファミリーに属するZnメタロプロテアーゼをコードしており、DTCの移動方向を調節する。昨年度までの研究で我々はプロドメインの糖鎖が局在決定に必須であり、またそのプロテアーゼ活性には影響がないことを明らかにした。これまで分泌型ADAMはディスインテグリンドメインを介して局在すると考えられてきたが、MIG-17のディスインテグリンドメインを欠損させても、その局在にそれほどおおきな影響を与えない。またendogenous MIG-17の局在を調べるために、MIG-17に対する抗体を作成した。抗体をもちいた免疫染色の結果、MIG-17はプロドメインをもったまま局在していることを明らかにした。従来、分泌型ADAMは、局在時にはプロドメインを持っていないと考えられており、これは既存の概念から大きく外れている。本研究で示されたMIG-17の局在様式は極めてユニークなものであり、分泌型プロテアーゼの局在決定に関して重要な知見であると考えている。本研究の独創性は、分泌型ADAMの作用機構を個体において明らかにしたことである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Dysregulation of TGF-β1 receptor activation leads to abnormal lung developmentand emphysema-like phenotype in core fucose-deficient mice2005

    • Author(s)
      Wang, X., Ihara, S., et al.(26番目中12番目)
    • Journal Title

      Proc.Natl.Acad.Sci.USA 102

      Pages: 15791-15796

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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