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2004 Fiscal Year Annual Research Report

我が国におけるケナフの栽培および形態・生理に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16780006
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

志水 勝好  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (40261771)

Keywordsケナフ / 栽植密度 / 非木材紙 / 飼料
Research Abstract

ケナフは開花後も草高の増加が見られ、降霜のため枯死するまで成長することがわかった。ケナフの栽植密度を変えて栽培したところ、草高、主茎直径および節数は、生育初期には高密度区で高く、生育後期では低密度区および中密度区で高かった。収穫の際や靭皮部を剥離する際、残存葉が多いと作業効率が低下することが考えられる。しかし1本当たりの葉の乾物収量は、栽植密度が高い区ほど小さく、また単位面積当たりでは栽植密度によって大きく変化しないので、加工の作業効率は、高密度栽培でも大きく低下しない。そして収穫時の単位面積あたりの主茎、靭皮部、木部の乾物収量では高密度区が低密度区よりも高く、主茎部収量に着目した場合も、高密度栽培が適するものと考えられる。
形態・生理についての研究として、ケナフが生育中に葉の形態を無裂、3裂、5裂、7裂と変化させることに着目し、どのような環境条件によるものなのか、一定温度に調節したグロースチャンバー内で栽培するケナフと圃場とのケナフの間で比較しした。その結果、同一温度条件ではほぼ同じ節でそれぞれの裂片葉が見られた。しかし変温条件であるグロースチャンバー外部では播種時期により裂片葉の発生に差が見られた。これにより気温が裂片葉の発生に同時に永久を及ぼしていることが考察できた。また、グロースチャンバー内、外で開花に差が見られた。これはケナフが約草高1m程度にならないと花芽形成をしないこと明らかとし、さらに開花後は葉の裂片の進行が停止または逆に裂片数が少なくなることがわかった。高い光合成を示す要因を解析するするために、葉の組織形態を光学顕微鏡、SEMを用い、組織構造をしらべた。しかし組織構造はC3であった。今後さらに高光合成能力についての解明を行う。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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