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2004 Fiscal Year Annual Research Report

哺乳類における減数分裂期相同組換えに関与する遺伝子群の網羅的解析

Research Project

Project/Area Number 16790122
Research InstitutionFujita Health University

Principal Investigator

向後 寛  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (20282387)

Keywords減数分裂 / 相同組換え / マイクロアレイ / RT-PCR / in situ hybridization / 核タンパク / 2次元電気泳動
Research Abstract

本研究では、哺乳類における減数分裂期の相同組換えに関与する遺伝子を新規に同定することを目的として、まず、第一減数分裂前期に発現が誘導される遺伝子の網羅的同定を試みた。密度勾配遠心により精祖細胞と精母細胞を分画し、両者におけるマウスの約40,000遺伝子の発現をマイクロアレイによって解析し、精祖細胞と比較して第一減数分裂初期の精母細胞で発現が増加する精巣特異的遺伝子として810遺伝子を同定した。これらの遺伝子が実際に減数分裂期特異的に発現することを確かめるために、この中から機能未知の遺伝子を中心に任意の14遺伝子を選び、成熟マウス(10週齢)および胎仔マウス(胎齢15.5日)の精巣と卵巣での発現をRT-PCRにより検討したところ、減数分裂が起こる成体精巣と胎仔卵巣に特異的に発現するものは2遺伝子に絞り込まれた。また成体精巣におけるin situ hybridizationによる解析でも、これらの2遺伝子のみが、減数分裂前期(パキテン期以前)の精母細胞に発現が限局していた。以上の結果から、成体精巣と胎仔卵巣に特異的に発現する遺伝子を選び出すことで、最初に選んだ810遺伝子のうち減数分裂初期特異的に発現する遺伝子を10分の1程度に絞り込むことが出来ると考えられた。現在成体および胎仔マウスの精巣、卵巣における遺伝子発現パターンをマイクロアレイで解析中である。また、精祖細胞および精母細胞の核に存在するタンパク質の2次元泳動解析も進行中である。両解析の結果を統合的に解析することで、減数分裂期相同組換えに関与する新規遺伝子を網羅的に同定できると考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Cell type-specific occurrence of caveolin-1α and -1β in the lung caused by expression of distinct mRNAs.2004

    • Author(s)
      Kogo, H
    • Journal Title

      J.Biol.Chem. 279

      Pages: 25574-25581

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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