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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ヘリコバクターピロリ菌の胃所属リンパ節へのtranslocationの頻度と意義

Research Project

Project/Area Number 16790203
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

小林 大輔  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70361699)

KeywordsHelicobacter pylori / in situ hybridization / リンパ節 / 胃癌
Research Abstract

昨年は胃癌所属リンパ節内にHelicobacter pylori(以下H.pylori)の存在を確認することができたことから、今年度はリンパ節内におけるH.pyloriの局在を解析した。
方法としては、RNA in situ hybridization(RNA-ISH)、DNA in situ hybridization(DNA-ISH)、fluorescence in situ hybridization(FISH))の3種類を試みた。
対象は、培養及び定量PCRにて多数のH.pyloriを認めたリンパ節を選び、ホルマリン固定パラフィン包埋ブロックを4μmで薄切した切片を用いた。
RNA-ISHは、種々の検討を行ったが、信頼性の高いシグナルを得ることはできなかった。対象がパラフィン切片であったことが要因であると考える。
DNA-ISHでは、主に、前処理(加温and/or蛋白分解酵素)、プローブの配列(2種類)、抗DIG抗体濃度(100-10,000倍希釈)、wash solutionによる洗浄温度(42-63℃)の4項目について条件検討により、シグナルを得ることができた。シグナルはリンパ節の洞内、特に辺縁洞に多く見られる傾向にあった。シグナルの中には細胞の胞体内にシグナルが見られるものがあり、この細胞の同定のためにFISHによる二重染色を施行した。
FISHでは、H.pyloriをFISHにてFITCで発色し、マクロファージないし樹状細胞をIHCにてTRITCで発色する二重染色法を用いた。これによりマクロファージ内に存在するH.pyloriをより明瞭に正目することに成功した。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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