• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2004 Fiscal Year Annual Research Report

薬剤疫学データウェアハウスを用いた医薬品副作用シグナル検知システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 16790301
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

村永 文学  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (00325812)

Keywords薬剤疫学 / Adverse Drug Reaction / データウェアハウス / シグナル検知
Research Abstract

本研究は、オーダリングシステムと薬剤疫学データウェアハウスに蓄積された情報から、処方履歴と検査履歴を自動抽出し、投薬と検査結果の遷移の関連を自動的にチェックし、薬剤副作用の可能性をスコアリングする手法を研究し、その成果を医薬品副作用シグナル検知システムとして実装し、評価することを目的としている。
平成16年度は、主に薬剤疫学データウェアハウスの構築を行った。次に検査結果の変動、正常域からの開離、薬歴の遷移との関連を暫定的にスコア化する手法を開発した。
薬剤疫学データウェアハウス用データベースサーバは、日本電気(株)のExpress5800 110Eiを4台導入し、パラレルサーバとして構築した。OSにはLinux (Debian Sarge, kernel version 2.6)を、デーベースにはMySQLとOracle10gを採用した。構築した薬剤疫学データウェアハウスシステムを病院ATMネットワーク内に設置した。その後、総合病院情報システムと接続し、総合病院情報システムから、最新の患者基本情報、病名、処方、注射、看護、検体検査等のデータを抽出し、薬剤疫学データウェアハウス用に取り込める形にデータを変換し、登録した。
登録された検査結果値から標準偏差を計算し、正常域からの開離(異常値)に対する重み付け係数として、標準偏差内のものを0、1SDを超えたものを±1、2SDを超えたものを±2、3SDを超えたものを±3と決定し、この値も登録した。薬歴は、日毎に展開して登録し、薬歴の変動(減量もしくは中止をマイナス、増量もしくは追加処方をプラスとし、薬剤添付文書に記載している通常使用量を1とする値)と、検査結果の重み付け係数の変動の積をもってスコアリングする方式を開発した。
平成17年度は、暫定的に実装されたスコア算定方法がシグナル検知システムとして利用可能かどうかを検証する予定である。また、過去の薬歴データ、検査結果データから、実際にシグナル検知処理を行い、ADR(Adverse Drug Reaction:医薬品副作用)疑い例を抽出する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 薬剤疫学データウェアハウスの医薬品副作用監視への応用2004

    • Author(s)
      村永文学
    • Journal Title

      薬剤疫学 9

      Pages: 38-39

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi