2004 Fiscal Year Annual Research Report
薬局薬剤師によるニコチンガムを使用した禁煙教育の有効性に関する研究
Project/Area Number |
16790341
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
小栗 重統 岩手医科大学, 医学部, 助手 (60316354)
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Keywords | 禁煙教育 / 薬剤師 / ニコチンガム / 地域保健センター |
Research Abstract |
<目的> 本研究は薬局に訪れた喫煙者に対して薬局薬剤師が禁煙補助剤(ニコチンガム)を用いた禁煙教育を行い、フォローアップを保健センターが行う連携システムの有効性を介入研究にて検討することを目的とした。 <方法> 1)協力薬局の研修会:岩手県薬剤師会の協力を得て禁煙指導講習と本研究の実施手順の研修会を開催した。 2)対象者募集:禁煙補助剤の購入希望者に対して、薬剤師が本研究の趣旨を説明して禁煙教育参加の募集を行った。 3)割り付け方法:薬剤師が封筒法による割付を実施した。 4)初回指導:介入群には禁煙補助剤の提供の他、各種教材を用いて薬剤師が指導した。対照群には禁煙補助剤を渡すのみとした。 5)初回指導以後:介入群には禁煙開始7日前、開始後7日、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月後にそれぞれリーフレットの郵送による禁煙支援を盛岡市保健センターが行った。また禁煙開始後3ヶ月日に介入・対照両群に対して同保健センターが禁煙達成の判定を行った。 6)評価:禁煙宣言を行い禁煙実施予定日から3ヶ月間喫煙行動が出現しなかった者を禁煙達成者とした。禁煙達成は自己申告後呼気中CO濃度を行って判定することとした。介入群と対照群の禁煙成功率の差を検討した。 <結果> 平成16年度11月に34薬局に対して協力薬局の研修会を開催した。その後11月から1月にかけて対象者募集を行い31名(介入群:12名、対照群:19名)の対象者を得ることが出来た。現在4名(介入群2名、対照群2名)の禁煙達成自己申告がある。平成16年度の対象者における禁煙達成状況については平成17年度4月に明らかになる予定である。
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