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2004 Fiscal Year Annual Research Report

脳大型連続切片から頭部外傷の受傷機序を再構築する

Research Project

Project/Area Number 16790364
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

井濱 容子  琉球大学, 医学部, 助手 (80347137)

Keywords大型脳標本 / 頭部外傷 / 解剖 / 固定法 / 大型ミクロトーム / 神経病理
Research Abstract

平成16年10月に追加採択を受けたため、現段階では機材・備品の調達ならびに各種条件の検討を行っている段階である。
1.大型ミクロトームの使用条件について、
各種調整と切削条件についての検討を行っている。組織標本の厚さや大きさなど、より見やすく、目的にかなった標本作製のための準備を行っている。また、湿度や温度、静電気の発生などによる標本の作製状況を把握し、ムラのない標本作成のために条件を整えている。さらに、染色中の組織が剥離する問題に対して各種コーティング剤の比較・検討を行っている。
2.非頭部外傷例を用いての固定、染色条件の検討
頭部に受傷歴のないことが明らかな標本を用いて、最適な固定条件について検討している。沖縄の高温・多湿が固定中の臓器に与える影響を考慮し、各種固定液や低温長期固定などを試行し、組織に与えるダメージの少ない条件を検討している。また、脱水→脱脂→パラフィン包埋までの過程について、有機溶媒の暴露の影響も考慮してより安全かつ安定した溶媒の使用を検討している。
3.実際の解剖症例から、比較的受傷機序の明確な死後変化の少ない症例を抽出し、準備段階として受傷時の状況や解剖所見を考慮して、本格的な対象とするものを選別している。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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