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2004 Fiscal Year Annual Research Report

新規癌関連遺伝子HUMAN HEADCASEの癌増殖抑制制御における分子機構解析

Research Project

Project/Area Number 16790375
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

牧野 直彦  山形大学, 医学部, 助手 (10323164)

KeywordsHUMAN HEADCASE / 癌増殖抑制
Research Abstract

Drosophila melanogasterにおいて形態形成および細胞分化に関与するheadcase geneのヒトホモログであるHuman headcase gene(hHDC)の解析を行った。
消化器癌培養細胞株においてDNA、RNAの抽出を施行し、hHDC遺伝子変異の有無をPCR産物からのシークエンス解析により行い、発現減弱、消失の有無はRT-PCRにて解析した。これにより、膵癌、肝癌、胃癌、大腸癌のガン細胞株において、発現レベルの減弱した細胞株を同定し得た。ついで、完全長hHDC cDNAを組み込んだ発現ベクターの感染実験に備えた条件設定を行った。背景を解析した細胞株(hHDCの発現低下・消失の認められた培養細胞株)に対して感染実感を行い、培養細胞の増殖速度や形態上の変化およびアポトーシスの有無を解析した。この結果、発現レベルに応じて、細胞株の増殖の程度に変化が認められた。増殖抑制効果は、肝癌細胞株および大腸癌細胞株にて効果が大きく、胃癌細胞株がこれに次ぎ、膵癌細胞株では増殖抑制効果が低い結果となった。また、アポトーシスの所見を呈する細胞も認められており、増殖抑制のメカニズムにアポトーシスによる細胞死が関与する可能性が考えられた。アポトーシスを呈さない細胞株においては、代表的な増殖関連遺伝子の発現状態について解析を進めた。変化の認められた条件においては、感染実験前後でのRNA抽出を行い、cDNAマイクロアレイ解析に備えた条件設定をおこなった。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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