2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16790587
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
井ノ口 美香子 慶應義塾大学, 保健管理センター, 助手 (20306757)
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Keywords | 成長曲線 / 身長 / 体重 / 座高 / body mass index(BMI) |
Research Abstract |
(1)データ収集・整理 現在までに、以下の既に連結不可能匿名化されているデータを入手、エクセルファイルで整理した(カッコ内は協力機関名)。(1)2001年度、5-17歳、身長、体重、座高(文部科学省)(2)2000年度、0-5歳、身長、体重、頭囲(厚生労働省)(3)1991-1994年度、0-20歳、身長、体重、座高、頭囲、手掌長、手指長、眼間距離、耳長(人間生活工学研究センター)(4)1990年度、0-5歳、身長、体重、頭囲(厚生労働省)(5)1979-1981年度、0-18歳、身長、体重(日本規格協会) (2)データ分析 各データを2000-2001年((1)(2))、1990-1994年((3)(4))、1979-1981年((5))の年代別に分類、身長、体重、BMI(体重/身長^2)、座高および座高身長比(座高/身長>について、それぞれ成長曲線を作成した。日本人小児における体型変化あるいは体型のバランス変化を明らかにするために、年代別の成長曲線を同一のグラフ上に提示し、年代間比較を、日本人小児における身体的特徴を明らかにするために、既報の諸外国における成長曲線との国際間比較を行った。BMI成長曲線から1)過去20年間において肥満の頻度あるいは程度が増加した、2)特に学童期男児において英国、中国人に比べ肥満の頻度が多いあるいは程度が重症である可能性が示された。座高身長比成長曲線から1)座高の成長は主に思春期後半の身長増加に寄与する、2)英国人に比べ思春期年齢以降により座高身長比が大きくなることが示された。
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