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2004 Fiscal Year Annual Research Report

リチウム・抗うつ薬併用投与により強化される細胞内伝達経路の検索

Research Project

Project/Area Number 16790680
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

藤巻 康一郎  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (50324570)

Keywordsリチウム / 強制水泳実験 / 抗うつ薬
Research Abstract

C57BL雄マウスを用い、コントロール群、炭酸リチウム(リチウム)投与群、抗うつ薬投与群、リチウム・抗うつ薬併用投与群、それぞれに対して連続投与を行う。投与終了後に強制水泳実験を施行し、それぞれの群の無動時間を測定し、併用投与が抗うつ効果において優位であるかを検討する。
20-24gのC57BL雄マウスを餌、水を自由に摂取できる環境で飼育する。リチウム投与群には0.18%炭酸リチウム含有食餌を与え、抗うつ薬投与群には塩酸ミルナシプラン(ミルナシプラン)、塩酸パロキセチン(パロキセチン)を用い、5mg/kg、10mg/kgの濃度で腹腔内注射を施行する。両群とも14日間連続投与とする。併用投与は、0.18%炭酸リチウム含有食餌とともに上記抗うつ薬の腹腔内注射を施行する。全ての群に同様のストレスを与える必要があるため、リチウム投与群、コントロール群には、抗うつ薬と同容量の生食を同期間、腹腔内注射する。最終投与後1時間で、その浮遊(無動)時間が抗うつ薬効果の指標となる強制水泳実験を施行し、強制水泳6分間中、浮遊(無動)時間を測定する。結果はコントロール群に較べ、両抗うつ薬とも有意に無動時間の短縮がみられた。リチウム単独投与では有意な短縮はみられなかった。パロキセチン・リチウムの併用投与は、パロキセチン単独投与に較べ、有意な短縮はみられなかったが、ミルナシプラン・リチウム併用投与はミルナシプラン単独投与に較べ、有意な短縮を示した。以上から、ミルナシプラン併用投与が抗うつ効果増強において優位であることを示唆する結果が得られた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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