• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2004 Fiscal Year Annual Research Report

動物用高分解能ポジトロン断層機開発を目標とする試験的研究

Research Project

Project/Area Number 16790716
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

三宅 正泰  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教務職員 (40282016)

Keywords陽電子断層撮影装置 / PET / デジタルオシロスコープ / 計測回路 / 放射線検出器 / LabVIEW
Research Abstract

高分解能ポジトロン断層機のための収集系回路を作成した。従来ポジトロン断層機において、放射線検出器ブロックのどの位置で放射線が検出されたかを測定するには、増幅回路、波形整形回路、エネルギー弁別回路、タイミング生成回路、コインシデンス回路など複雑で高価なアナログ回路系が必要になっていた。
これを、今回購入したデジタルオシロスコープとPC上のアプリケーションソフトであるLabVIEWを用い構成することができた。検出器の信号をデジタルオシロスコープによりデジタイズし、必要な信号処理回路をPC上のLabVIEWでソフトウェア的に構成した。デジタルオシロスコープとPCの接続には安価でPCで汎用的に用いられているイーサーネットを用いた。従来のアナログ回路を組み合わせて構成した回路系により得られた検出器による放射線の検出分布と同じような分布が今回の研究により得ることができた。
従来のアナログ回路による回路系では検出器が増えるとその数だけ同じ回路を増やさなければいけなかったが、LabVIEWによるデジタル回路系では、ソフト上で複製するだけで済んだ。また回路間の接続や、パラメーターの調整も、アナログ回路系ではそれぞれの回路の接続や調整を手作業で行わなければいけなかったが、LabVIEWによるデジタル回路系では、画面上で配線を繋いだり、パラメーターを与えたりするだけで済んだ。さらにはアナログ回路系では困難な自動調整もLabVIEWのプログラミングにより容易に可能になった。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi