2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16790730
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
内田 幸司 島根大学, 医学部, 教務職員 (50335569)
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Keywords | MRI / プロテクタ / 遮蔽 / 電磁波 / 電波 / 磁場 |
Research Abstract |
1.情報収集の概要:前年度に引き続き、北米医学放射線学会等の学会で磁場・電波の遮蔽に関する情報収集を行った。また、MRI装置メーカの協力を得て電波シールドに関する技術的な情報も収集した。 2.実験結果:メッシュ構造の電波シールド材を保護フィルムにて包み込んだものを作成し、本実験に用いる電波シールドとした。島根大学医学部附属病院放射線部の診療放射線技師に研究の概要を説明し、本人の同意を得た上で実験を行った。実験は、ボランティア(診療放射線技師)の頚部に電波シールドを配置して頭部の撮像を行い、電波シールドを用いたときとそうでないときの画像を比較して考察した。なお、電波シールドによる生体への影響(発熱)については、事前にファントムを用いて安全性を確認した。実験の結果、電磁波遮蔽効果は十分であったものの、電波シールドの影響と思われるアーチファクト(偽像)により画像の劣化が認められた。 3.来年度の課題:十分な電磁波遮蔽効果を有しつつ画像にも影響を及ぼさない電波シールド材の素材、形状および配置方法を再検討する。
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