2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16790749
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
福岡 大輔 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (60321436)
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Keywords | コンピュータ支援診断 / 超音波診断(乳腺) / 撮影支援 / 画像処理 / 実時間処理 |
Research Abstract |
本研究テーマにおいては,乳腺超音波診断のハンドプローブ撮影のための,リアルタイムコンピュータ支援診断(CAD : Computer-aided Diagnosis)システムの開発を目的としている. 平成17年度において,以下の事項について研究開発をおこなった. (1)ハンドプローブ画像のリアルタイム3次元表示 撮影時に超音波装置(SSD-5500:アロカ社製)より出力されたNTSC標準ビデオ信号を,リアルタイム画像処理を行ったのち,専用ハードウェアVolumePRO(本年度購入物品)を用いて腫瘤表示を行った. (2)リアルタイム腫瘤検出処理の構築 研究初期の試作段階ではあるが,真陽性率(検出率)において低エコーまたは,無エコーな腫瘤領域について85%と良好な結果が得られている. (3)撮影支援を目的とした画像合成 乳房全体(ホールブレスト)観察を可能とするため,乳房の一部を撮影した多数の超音波画像から,ホールブレス画像を生成する.ホールブレスト画像の左右乳房の比較読影,CC, ML断面の表示を可能とした. 本テーマおよびCAD技術に関する研究成果は,論文および執筆3件,国内学会発表3件(日本超音波医学会2件,医用画像情報学会1件),国際学会(RSNA1件,SPIE Medical Imaging1件)として成果報告を行った.また,SPIE Medical Imagingにおいては,演題名「Computer-aided detection system of breast masses on ultrasound images」において,Honorable Mention Poster Awardを受賞した.
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