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2004 Fiscal Year Annual Research Report

早期乳癌の遺伝子診断と局所療法の試み

Research Project

Project/Area Number 16790767
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

山本 大悟  関西医科大学, 医学部, 助手 (10340738)

Keywordsパクリタキセル / 乳管内視鏡 / 経乳管投与 / アポトーシス
Research Abstract

パクリタキセルは乳癌治療における重要な抗癌剤のひとつであり、そのメカニズムは細胞分裂を阻害しアポトーシスをひきおこすと考えられている。
今回我々は、S-DラットにMNU投与を行ない、発生した乳癌を乳管内視鏡で確認した。また、パクリタキセルを乳頭より乳管内へ直接投与し、乳癌に対するパクリタキセル抗腫瘍効果について検討した。
(方法)
生後5週のメスのS-Dラットに発癌物質N-methyl-N-nitorosouren(MNU)を50 mg/kgを腹腔内投与した。発生した乳癌は以下の4つのグループに分類した。
(1)高濃度パクリタキセル経乳管投与群(25 mg/kg)
(2)低濃度パクリタキセル経乳管投与群(25 mg/kg)
(3)高濃度パクリタキセル腹腔内投与群(10 mg/kg)
(4)非治療群
パクリタキセルは3週間に1回投与、8サイクル施行した。1週間ごとにラットの体重、乳腺腫瘍の大きさ、数、発生場所を記録した。すべての臓器はH&E染色で組織学的検索を行なった。
TUNEL法を用いて乳腺腫瘍内のアポトーシスを測定し、apoptotic indexとして算出した。
FactorVIIIを用いて腫瘍内の血管内皮細胞を染色、腫瘍の新生血管を確認し、microvessel densityとして算出した。パクリタキセル経乳管投与、腹腔内投与においてそれぞれ血中パクリタキセル濃度の測定を行なった。
(結果)
現在、パクリタキセル投与群では、非治療群に比べて乳腺腫瘍個数の減少を認めた。さらに、高濃度経乳管投与群では高濃度腹腔内投与群より顕著に減少がみられた。
そして組織学的には、高濃度経乳管投与群で腫傷細胞のアポトーシスとmicrovessel densityについて検討中である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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