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2004 Fiscal Year Annual Research Report

類洞血流が移植肝の類洞構築と類洞壁細胞機能に及ぼす影響に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 16790768
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

宗 博子  久留米大学, 医学部, 助手 (70299460)

Keywords肝移植 / 過少グラフト / 類洞壁細胞 / 再灌流
Research Abstract

Lewis系雄性ラット(200〜300g)をコントロール群、正常圧群、2倍圧群、3倍圧群のそれぞれに5匹、計20匹のラットを使用した。ラット肝グラフトで種々の圧で門脈より灌流した際の肝の組織構築と再酸素化後の肝機能の変化を以下の項目でzone別に検討した。(1)光顕、電顕レベルでの肝組織構築の比較を行った。
<結果>光顕像(HE染色)では2倍灌流圧群までは、肝細胞索の乱れもなく、中心静脈の血管内皮構築も保たれており、正常肝組織構築を示している正常組織所見を示していた。3倍灌流圧群では肝細胞索の乱れ、血管内皮細胞の剥離像を認めた。また、同群のトルイジンブルー染色ではzone1に肝細胞の空砲変成を認めている。走査電顕では正常圧群では、Zone1,3ともに類洞構築は保たれており、類洞内皮のSEF径も一定を保っており、肝細胞の微絨毛、Disse腔も構築を保っていた。2倍灌流圧群においてはzone1では類洞内皮のSEF径の大小不同が認められたが、Disse腔は保たれており、zone3においては、ほぼ正常構造を保っていた。3倍灌流圧群ではzone1にてSEF(類洞内皮小孔)径が乱れ、sieve plate構造が破壊され、類洞内皮細胞は断列している。Zone3においてはSEF径の大小不同は認められるが、類洞内皮は比較的連続性を保っていた。透過電顕のzone1での所見も、走査電顕と同様に3倍灌流圧群において類同内皮の断列を認めた。また、zone3でも類洞構築の破壊を認めた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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