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2004 Fiscal Year Annual Research Report

血液脳関門破綻の新しい分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 16790821
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

米澤 朋子  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30304299)

Keywords血液脳関門 / アストロサイト / 脳血管内皮細胞 / 基底膜 / プロテオーム解析 / グリア境界膜
Research Abstract

血液脳関門破壊のモデルマウスにおけるグリア境界膜の破壊とリミトリンの発現変化を調べるために免疫組織染色法によって解析を行った。グリア境界膜とはアネトロサイトの終足によって構築されており、脳実質内の血管をほぼ完全に覆っている。グリア境界膜の破壊については光学顕微鏡と電子顕微鏡を利用して観察を行っている。透過型電子顕微鏡によるグリア境界膜の可視化およびリミトリン特異抗体による免疫電顕法によりグリア境界膜の可視化を行った。その結果、血液脳関門の破壊におけるグリア境界膜の変化に応じてリミトリンの局在が変化していることが明らかとなった。
グリア境界膜の破綻における分子レベルでの変化を追及するためにプロテオーム解析を行うが、そのためにはグリア境界膜を構築するアストロサイトの終足を採取することが必要である。技術的な困難さが生じたためにグリア境界膜の培養モデルの作成と平行して行うこととした。本培養モデルは、アストロサイトと脳血管内皮細胞の共培養法であり、プロテオーム解析において得られるであろう興味ある分子群の機能解析にも利用できると考えられる。
本研究計画にあるように二次元電気泳動によるプロテオーム解析を行うが、二次元電気泳動のデータの質と再現性が重要であることからコントロール実験を行った。新型の二次元電気泳動装置を使用することによりデータの安定化を試みたところ、本研究計画の実行を行うに十分な実験条件を見出すことができた。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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