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2004 Fiscal Year Annual Research Report

5-アミノレブリン酸を用いた中枢神経系腫瘍の摘出と光線療法への臨床応用研究

Research Project

Project/Area Number 16790830
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

宇津木 聡  北里大学, 医学部, 助手 (90265653)

Keywordsアミノレブリン酸 / 脳腫瘍 / 術中蛍光診断 / プロトポルフィリン / 光線療法
Research Abstract

Glioma患者に5-アミノレブリン酸1gを手術開始2時間前に経口投与し、開頭手術を行った。腫瘍摘出時に半導体レーザー装置を用い、405nmの光を術野に照射し、gliomaの蛍光発色を確認し、そのintensityを測定した。同一腫瘍内でいろいろなintensityの部分を切除しパラフィン胞埋切片を作成、intensityとその組織像との対比を行った。同一の腫瘍では、intensityと腫瘍細胞密度がある程度比例をし、intensityが高いほど細胞密度が高かった。Intensityと腫瘍細胞の悪性度との相関関係はなかった。また手術時に得られた凍結標本をガスクロマトグラフィーにてプロトポルフィリンIXの定量を行った。この結果、術中に得られた腫瘍の蛍光のintensityと腫瘍組織内のプロトポルフィリンIXの生成量が比例することがわかった。
光線療法の基礎実験を行うため、630nmと670nmの光を出すレーザー装置を依頼、作成した。この装置を用い、培養細胞に5-アミノレブリン酸を投与した後、レーザーの照射を行った。同じ照射量では、630nm、670nm各々単独の照射よりも、2つの光を混合して照射するほうがより殺細胞効果は強いことがわかった。また、照射量が多いほど殺細胞効果が高いことがわかった。630nm、670nmの混合比率については現在、条件設定中であり、適正な照射量についても検討中である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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