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2005 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子欠損マウスを用いた網膜虚血再灌流障害による網膜神経細胞死の分子解析

Research Project

Project/Area Number 16791045
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

新井 純  信州大学, 医学部附属病院, 助手 (70334894)

Keywords網膜虚血再潅流障害 / アポトーシス / caspase-1 / ノックアウトマウス / TUNEL
Research Abstract

本年度は野生型マウスとcaspase-1ノックアウトマウスに対する高眼圧負荷による網膜虚血再灌流障害モデルを作成し、網膜神経細胞死を比較検討した。その結果をまとめて雑誌に投稿している。
(1)網膜虚血再潅流後12、24、48時間のそれぞれにおいて、マウス眼球を摘出・網膜組織を採取し、DNAを調整する。作製した標本においてcaspase 1の発現をWestern blotting法にて検討した。虚血再潅流後24時間でcaspase-1の発現が上昇していた。
(2)野生型マウス、caspase 1ノックアウトマウスにおいて、網膜虚血再潅流後12、24,48時間、2週間後の眼球を摘出して網膜標本を作製し、TUNEL染色、網膜厚の測定をした。
a)TUNEL染色では、野生型マウスの網膜内層に陽性細胞が多数認められ、ノックアウトマウスでは殆ど見られなかった。
b)虚血再潅流後2週間での網膜厚は野生型マウスでは明らかに減少していたが、ノックアウトマウスでは虚血前と差がなく、障害が抑制されていることが示唆された。
これらの結果と、昨年度までの結果をまとめて論文を作成し、投稿中である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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