2004 Fiscal Year Annual Research Report
神経芽腫におけるマイクロアレイ法を用いたploidy関連遺伝子群の検索
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16791082
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
田中 真司 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30361926)
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Keywords | 神経芽腫 / diploid / Microarray |
Research Abstract |
(目的) 今回の研究の目的は、神経芽腫の予後不良因子であるDNA ploidy : diploidに注目し、以下の3群間でのMicroarray解析を行い、明らかに発現量の差を認める遺伝子を検索する。また、その遺伝子について個々にQuantitative PCRを用いて発現量を調べ、Ploidyに関連した遺伝子を同定する。 (対象・方法) A群:マススクリーニング(以下、マス)症例で予後良好なtriploid症例3例 B群:マス陽性diploid症例で再発、転移をおこした症例(MYCN非増幅)3例 C群:1歳以降の明らかに予後不良なdiploid症例(MYCN非増幅)3例 神経芽腫の凍結検体よりLaser Capture Microdissection (LCM)を用いて腫瘍細胞のみを取り出し、RNA抽出を試みた。Captureまでは可能であったが、Microarrayを行う上で必要なRNA量の抽出が困難なため、凍結検体全体よりRNAを抽出しMicroarrayを行った。Microarrayは35,000遺伝子(神経芽腫予後関連因子MYCN、TrkA含む)が掲載されているものを用いた。 (結果) A群VS B群(Aに対するBの割合) 3倍以上を示した遺伝子数101、1/3以下を示した遺伝子数46 A群VS C群(Aに対するCの割合) 3倍以上を示した遺伝子数81、1/3以下を示した遺伝子数159 以上、平成16年度の実験状況である。今後の方針として、細胞周期関連遺伝子あるいは染色体分配関連遺伝子に着目し、これらの遺伝子群の関連を個々に検討していく。
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