2004 Fiscal Year Annual Research Report
セルフエッチングシステムのエナメル質に対する臨床的接着耐久性
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16791170
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
英 將生 鶴見大学, 歯学部, 助手 (80329226)
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Keywords | セルフエッチングシステム / エナメル質 / 臨床成績 |
Research Abstract |
鶴見大学歯学部臨床予備実習時に,接着性レジンの学生相互実習で行われた修復の術直後および1年後に関して得られた臨床成績調査票,口腔内写真そしてレプリカ模型を資料として使用し,研究を行うため,以下の項目について調査,測定を行った. 1.臨床成績調査票のまとめ セルフエッチングシステムを使用して修復されたレジン修復物のエナメル質窩縁部に関する評価項目である辺縁部着色,辺縁適合性,二次齲蝕,歯髄反応などについて,臨床成績調査票から集計し,口腔内写真の評価も加えて各修復物の臨床経過をまとめた.また,セルフエッチングシステムを使用して修復されたレジン修復物の臨床経過と比較するため,トータルエッチングシステムを使用して修復されたレジン修復物の臨床経過もまとめた. 2.エナメル質マージン部分の形態学的変化の測定 セルフエッチングシステムやトータルエッチングシステムを使用した接着性レジン修復物のエナメル質マージン部分の形態学的変化が,レプリカ模型から観察できるため,高精度形状測定変位計LE(キーエンス)により計測を試みた.今後,修復直後のレプリカ模型と1年後のレプリカ模型を比較し,エナメル質マージン部の経時的摩耗量について定量的測定を行い,高精度形状測定変位計LEのオーバーラップ機能(波形比較解析機能)でマスターサンプルの基準波形をメモリーさせ,取り込んだ形状波形データと重ね合わせて,基準との差異,ずれ量などの比較・測定を行う予定.
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