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2005 Fiscal Year Annual Research Report

多孔質酸化チタン/BMPコンポジットを利用した骨誘導インプラントの開発

Research Project

Project/Area Number 16791182
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

羽鳥 弘毅  東北大学, 大学院歯学研究科, 助手 (40372320)

Keywords多孔質酸化チタン / 生体親和性 / 生体適合性 / 擬似体液 / SEM観察 / ウサギ大腿骨 / トルイジンブルー染色 / 骨伝導能
Research Abstract

多孔質酸化チタンの生体親和性および生体適合性を検討するために以下の実験を行った.
I.擬似体液への浸漬による石灰化試験
平均粒径65,189,374μmの純チタン粒子をそれぞれ焼結させることにより作製された多孔質酸化チタンディスク(直径8mm,厚さ3mm)を擬似体液に浸漬し,3,7,14,21および28日後に資料を取り出しクリンベンチ内で24時間乾燥させた.この乾燥させた試料に対しSEM観察を行ったところ,「試料表面に析出する石灰化物は経時的に増加し,また試料多孔構造深部への石灰化物析出も経時的に増加すること」および「純チタン粒子の平均粒径の違いと石灰化物析出状況とはSEM像では大きな変化が認められなかったこと」が明らかとなった.
II.ウサギ大腿骨への埋入試験
平均粒径374μmの純チタン粒子を焼結させることにより作製された円筒状多孔質酸化チタン(直径3mm,長さ10mm)を日本白色家兎(体重3.5kg)の右側大腿骨に埋入した.8週後埋入した試料を周囲組織ごと取出し,組織学的観察を行った。SEMによる観察では試料他孔部への骨組織の進入が認められた.また,トルイジンブルー染色により試料に接して骨組織が新生していることが確認された.
以上IおよびIIの実験より,多孔質酸化チタンは優れた生体親和性(骨伝導能)および生体適合性を持つことが示唆された.

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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