2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16791210
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
小泉 寛恭 日本大学, 歯学部, 助手 (20339229)
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Keywords | 摩耗 / 歯ブラシ / 表面粗さ / 間接修復用コンポジット |
Research Abstract |
本年度は摩耗モデルの構築と各光重合条件の設定をおこない、歯ブラシ摩耗を行った際の経時的変化を解明した。 摩耗モデル: 前装用硬質レジンに対し精密低速切断機を用いてφ10.0×10.0mmの寸法に調製する。メーカー指示によるものを比較対照として、光強度、照射時間を変化させた試料を作製した。 光強度をさらに変化させるために、メーカー指示の光照射器のほかに、メタルハライドランプを使用している多目的光重合器を使用した。 照射時間は、上下両面から30,60,90,120,180秒間照射を行った。 重合後、レジン表層を耐水研磨紙、アルミナ懸濁液とバフの順で研磨し、実験試料とした。 歯ブラシ試験: この摩耗モデルに対し歯ブラシ摩耗試験を行った。摩耗試験条件は、歯ブラシとしてナイロン毛のものを使用し、歯磨材として研磨剤の含有したものを選択し、ストローク式摩耗試験機を用いて、荷重条件2.9N、ストローク幅60mmの条件下で10万回まで行う。摩耗面の測定、観察は1万回ごとに走査型レーザー顕微鏡にて行った。 さらに歯ブラシ摩耗後の表面粗さの測定として3次元測定器の使用を検討し、さらに臨床においての歯ブラシ摩耗の現状について報告した。
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Research Products
(4 results)