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2004 Fiscal Year Annual Research Report

慢性顎関節炎に対する抗サイトカイン療法

Research Project

Project/Area Number 16791251
Research InstitutionKyushu Dental College

Principal Investigator

土生 学  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (00360058)

Keywords顎関節炎モデル / TNF-α / アポトーシス / 抗サイトカイン療法
Research Abstract

1.顎関節炎モデルへの抗ウサギTNF-αモノクローナル抗体の直接投与とその効果の確認
(1)研究者らが開発したウサギ抗原誘発顎関節炎モデルの進展過程における下顎頭軟骨におけるウサギ顎関節のアポトーシスを、HE染色、Tunel法をもちいて検出し、慢性顎関節炎の成立機序と軟骨細胞のアポトーシスの関係を病理組織学的、組織化学的に確認した。
(2)さらに下顎頭軟骨におけるウサギ顎関節のアポトーシスをTNF-αの消長とあわせて検討し、申請者が報告したスコア(J Oral Pathol Med,1999;目口外誌,1999)に基づき評価した。
(3)この結果は、現在J Oral Pathol Medに投稿中であるが、下顎頭軟骨のアポトーシスとTNF-αの所見との関連を検討したところ、TUNEL陽性細胞とTNF-α陽性細胞両者の分布は近似であることが確認された。よってTNF-αなどの炎症性サイトカインの消長により顎関節における軟骨細胞のアポトーシスは制御されている可能性を確認できた。
(4)現在、ウサギ顎関節炎モデルに対して関節炎誘発前・関節炎急性期・関節炎慢性期に抗ウサギTNF-αモノクローナル抗体を顎関節に直接投与し、それぞれの時期での関節炎の予防および軽症化を上記顎関節炎群と比較検討中である。傾向としては病理組織学的に急性期の関節炎抑制には一定の効果が認められた。アポトーシスの抑制の評価では明確な有意差は認められず、個体間での誤差が大きかったので、さらに評価個体を増やす方向で検討している。最適投与量については、投与量を変化させた検討を実験中であり、今後評価予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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