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2005 Fiscal Year Annual Research Report

下顎頭軟骨に存在し機械受容に関与する遺伝子の同定

Research Project

Project/Area Number 16791285
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

福永 智広  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (70362994)

Keywordsレーザーマイクロダイセクション / マイクロアレイ / ラット下顎頭軟骨 / 未固定非脱灰切片 / 機械的刺激
Research Abstract

顎顔面骨格の一部である下顎頭軟骨は頭蓋骨とともに顎関節を構成し、咀嚼などにより常に機械的負荷を受けている。本研究は、下顎頭軟骨に存在し、機械受容に関与する遺伝子を見出すことを目的としている。本年度は、昨年度にレーザーマイクロダイセクションシステムを用いて採取した下顎頭軟骨の表層に存在する軟骨細胞と深層に存在する軟骨細胞が発現する遺伝子をGeneChipプローブアレイを用いたマイクロアレイ法により解析した。今回用いたGeneChipプローブアレイは、約39000の転写産物/約34000の確認されたマウス遺伝子が搭載されていた。その結果、下顎頭軟骨の表層に存在する軟骨細胞が深層に存在する軟骨細胞より2倍以上の発現量を示す遺伝子数は約500であった。現在、これらの遺伝子群を解析中であり、研究成果の投稿準備中である。さらに、脱灰骨中に多く存在することが報告されているが、その役割については不明な点が多いBmp3 mRNAの軟骨細胞における発現をin situハイブリダイゼーションにて検討した。用いた軟骨組織は、3種の機械的負荷を受けている軟骨、すなわち下顎頭軟骨、大腿骨関節軟骨、下顎枝骨折治癒過程に出現する軟骨と、ほとんど機械的負荷を受けていない大腿骨骨端成長板軟骨である。その結果、Bmp3 mRNAは、大腿骨骨端成長板軟骨では肥大軟骨細胞に限局して認められたのに対し、下顎頭軟骨、大腿骨関節軟骨、下顎枝骨折治癒過程に出現する軟骨では、増殖軟骨細胞、成熟軟骨細胞、肥大軟骨細胞に発現した。以上の結果、BMP3は軟骨において機械的刺激の調節に関わっている可能性が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Bone morphogenetic protein 3 expression pattern in rat condylar cartilage, femoral cartilage and mandibular fracture callus.2005

    • Author(s)
      L.Zheng
    • Journal Title

      Eur.J.Oral Sci. 113

      Pages: 318-325

  • [Journal Article] Clinical assessment of orthodontic outcomes with the peer assessment rating, discrepancy index, objective grading system. and comprehensive clinical assessment2005

    • Author(s)
      T.Deguchi
    • Journal Title

      Am.J.Orthod.Dentofacial Orthop. 127

      Pages: 434-443

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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