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2005 Fiscal Year Annual Research Report

唾液中のGTFase阻害因子の検索

Research Project

Project/Area Number 16791301
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

田中 聖至  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (00350166)

KeywordsGTF / 齲蝕 / St.mutans / St.sobrinus / リゾチーム
Research Abstract

齲蝕原因菌であるSt.mutansやSt.sobrinusが産生する菌体外多糖類の合成に係るグルコシルトランスフェラーゼの阻害因子を唾液中のタンパク質に求めるという目的で、以下の実験を行った。
1)St.sobrinus 6715株の培養液から粗GTFaseを硫安分画により抽出し、リゾチーム(卵白由来)存在下・非存在下でのグルカン合成量を比較した。
2)酵素濃度を2,5,10倍希釈し、それぞれ2%ショ糖溶液と18時間、37℃で反応させ、試験管壁に付着したものを壁着性不溶性グルカン、上清中に遊離したものを浮遊件不溶性グルカンとしてその合成量を測定した。また上清中に冷エタノールを等量加え、24時間、4℃で反応させ得た沈殿を水溶性グルカンとし、合成量を測定した。
その結果、リゾチーム濃度500μMで不溶性グルカン合成量はコントロールに比べ50%程度に減少した。また、水溶性グルカンは濃度依存的に合成量が上昇した。
今回抽出したGTFaseはGTF-S、GTF-SIが混在しているため、精製した同酵素を用いて同様に実験を行うためにリコンビナントプロテインの作成に着手した。既知の遺伝子配列より合成したプライマーを用いて4850bpのPCRプロダクトを得た。
以上の結果からリゾチームによるGTFaseの阻害が示唆された。また、次年度では精製GTFaseを作成し、ヒト唾液リゾチームとの相互作用の解析を行うことを目標とする。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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