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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ターネレラ フォーセンシスが有する酵素を分子標的とした治療法開発のための基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 16791334
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

玉谷 香奈子  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (40243711)

Keywordsターネレラフォーセンシス / トリプシン様酵素 / ペプチド抗体 / 歯周病原性細菌
Research Abstract

ターネレラフォーセンシス(Tannerella forsythensis ATCC43037)の全菌体からBApNAのような合成基質を分解するトリプシン様酵素を分離精製した。精製したトリプシン様酵素タンパクは、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)によって、108,92,74,64,57 kDaの5つのバンドがみとめられた。それぞれのバンドのN-末端アミノ酸配列分析をエドマン法よっておこなった結果、2種類のアミノ酸配列が得られた。108,92,74,57 kDaでは、RPFYGDAVKYLPEGMGKXAYHLKVXXQDAVであり、64 kDaでは、ANLDLSKYGIKGNFEIVHNPWYEVLXQDEMであった。そこで得られた2つのN-末端アミノ酸配列からペプチド鎖を再合成し、本酵素に対するポリクロナール抗体(2種)を作製した。2つの抗体を用いてWestern blotをおこなったところ、それぞれのバンドを特異的に認識することを確認した。また、これらの抗体で免疫沈降を行い、BApNA活性を測定したところ2つの抗体は、共に活性を示すタンパクと結合することを確認した。
今年度は、精製したTannerella forsythensisのトリプシン様酵素のN-末端アミノ酸配列を明らかにし、酵素に特異的に反応する抗体を作成した。この結果は、第83回国際歯科研究会(IADR)にて発表した。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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