2005 Fiscal Year Annual Research Report
療養環境、特に振動が患者のQOLに与える影響の評価法の開発
Project/Area Number |
16791351
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
稲毛 映子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (00315673)
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Keywords | 保健医療施設 / 振動 / 知覚 / 病室 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、病室内での振動測定プロトコルの検討行った。振動レベル計のピックアップ部にアルミ製円盤を装着して、再度、学内演習室にて、ベッド上および床面における振動レベルの同時測定を行った。結果、前回と同様の測定値となった。さらに、入院環境における測定に先立ち、病棟管理者と測定における諸条件の検討を行い、予備調査として透析センターにおいて振動レベルの測定を行った。測定は、透析患者が在室する前より開始し、患者が退室するまでの7時間について行い、同時に振動要因となるイベントについて観察を行った。透析センターにおける振動レベル(鉛直方向)は35.4dBと比較的静穏な環境であった。現在、振動レベルと観察したイベントとの関連について分析を行っている。また、今後振動レベルと臥床状態における振動知覚についての分析を進める予定で、聞き取り調査の項目について検討を行っている。
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