2005 Fiscal Year Annual Research Report
小児二次急指定病院における小児救急看護モデルの検討
Project/Area Number |
16791401
|
Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
岡田 和美 兵庫県立大学, 看護学部, 助手 (60364048)
|
Keywords | 小児救急 / 二次救急指定病院 / 子ども / 家族 / 外来看護師 |
Research Abstract |
本年度は、小児二次救急指定病院の夜間・休日救急対応をしている外来看護師の役割を明らかにする目的で、実際に二次救急指定病院を夜間に受診しそのまま入院となった子どもの家族にインタビュー調査を実施した。研究協力施設2施設から紹介を受け、研究協力を承諾した対象者2名に対しインタビューを実施した。インタビューでは、時間外受診をしたときの子どもの状態(症状、入院の有無、時間外受診に至った経緯、受診した二次救急指定病院の受診歴など)および時間外に受診した際の状況について(待ち時間、待っている間の子どもの様子、待っている間に感じたこと、病院スタッフの様子、病院スタッフの対応で印象に残っている場面など)および小児救急外来を時間外に受診する際に病院または看護師に期待することに関する質問を行った。 研究協力施設では、休日受診者の7〜8割が小児患者であり、数名の小児科外来担当ではない外来看護師が対応することが多く、本研究結果は今後の外来看護を考えていく上で意義があることが明確となった。インタビューでは、外来受診するまでの過程に関することにも焦点を当てていく必要があることが示唆された。さらに、外来受診からそのまま入院の経過をとった場合、外来看護師だけでなく病棟看護師も含めて対応を考えていく必要があることが明らかとなった。 現在は、これまでの調査結果をもとに分析を進めながら本年度計画していた調査を継続して実施している。今後も引き続き10名程度の対象者にインタビューを行い、さらにデータ分析を深め、小児救急で患者家族に対応する看護師の役割について考察する予定である。
|