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2006 Fiscal Year Annual Research Report

不妊専門相談センターのあり方に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16791408
Research InstitutionFukuoka Prefectural University

Principal Investigator

石村 美由紀  福岡県立大学, 看護学部, 助手 (40364179)

Keywords不妊 / 不妊専門相談センター / 不妊支援 / 不妊相談
Research Abstract

(目的)不妊専門相談センター従事者対象にインタビュー調査を行い、業務の中での取り組みや活動の実際、苦労していること、およびセンターに対する見解を明らかにし、不妊専門相談センターのあり方を検討することを目的とした。
(対象)対象者は平成17年度アンケート調査と同時に行ったインタビュー依頼で返答があった24名と山口、九州の8県に改めてインタビュー依頼を行い、同意を得た10名(7ヶ所の不妊専門相談センター)である。
(倫理的配慮)研究以外の目的で使用しないこと、協力の可否で不利益が生じることがないこと、途中で断ってもいいことを、文書と口頭で脱明し、倫理的配慮とした。
(結果)対象者の背景は、不妊専門相談センターの専任従事者5名、兼任従事者5名であった。センターの活動の工夫としては、チラシ・案内の工夫、医療者・当事者対象の研修会やイベントの開催、そして従事者自身のスキルアップ(研修会への積極的参加)が行われていた。センター設置が保健センターの場合は専任従事者と県担当者が同施設にいるため県の意向が反映しやすぐ、なおかつ専任従事者がセンター業務を積極的に行えるためセンターの充実が図れる。また大学病院にセンターを設置している場合、セカンド・オピニオン的な役割をあえて伝える努力をし、センター充実を図っている。保健センター保健師が兼任でセンターに従事する場合、専門的な対応ができず苦労している実態が明らかになった。不妊専門相談センターが有効に機能するために何か必要かを尋ねたところ、「他の不妊専門相談センターがどんな活動をしているかわからない」、「他のセンターとのネットワークがほしい」と答え、不妊専門相談センター間のネットワークの必要性が示唆された。また「不妊専門相談センターに従事しているスタッフの不妊相談に対するスキルに差がありすぎる」、「不妊専門相談センターの設置の目的がそもそも何なのか、もっと明らかにするべき」「不妊専門相談センターの設置場所は重要。専門的な対応ができる設置場所を選ぶ必要がある」などの意見があり、個々の現状を見据えた意見が多かった。
(考察)不妊専門相談センターは独自の試みで開設されているが、試行錯誤しながら従事している様が明らかになった。今後不妊専門相談センターが有効に機能するためには、センター間のネットワーク作りが重要であることが示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 不妊専門相談センターの実態調査2006

    • Author(s)
      石村美由紀
    • Journal Title

      日本不妊看護学会学術集会誌

      Pages: 29

  • [Journal Article] 不妊専門相談センターの現状に関する調査-センター従事者の声より-2006

    • Author(s)
      石村美由紀
    • Journal Title

      母性衛生 47 (3)

      Pages: 195

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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