2005 Fiscal Year Annual Research Report
地域保健と学校保健の連携に向けた保健師と養護教諭の連携体制に関する研究
Project/Area Number |
16791423
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
北宮 千秋 弘前大学, 医学部, 助手 (10344582)
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Keywords | 連携 / 地域保健 / 学校教育 / 学校保健 / 保健師 |
Research Abstract |
乳幼児期の保健指導を地域保健が担っているが、子どもが就学を迎えるにあたり、その主な支援は学校教育・学校保健での対応へと移行する。そのつなぎめである移行期に地域保健を担う保健師と学校保健を担う養護教諭の連携体制に関して研究を行っている。1年目は、保健師と養護教諭が両職種の連携状況をどのように評価しているかを平成15年度実施の調査結果から分析を行い、平成17年度の日本看護科学学会において「地域保健と学校保健の連携評価を規定する連携影響要因の検討」と題し発表した。2年目になる17年度は、市町村合併に伴う連携状況の変化を調査予定であったが、市町村合併が進行形で進んでおり、今なお体制が落ち着かない現状から、調査を延期することとした。そのため、乳幼児期に行われている地域保健と学校教育の連携に注目し、これらの活動の参加観察を中心に研究を行った。その概要は、1.A市幼稚園内のことばの教室に参加し,実際の指導場面の見学や就学したこどもを持つ母親の体験談の講演会等に参加し,就学時学校選択に悩む保護者の状況を知る機会をえた。2.就学前に発達の遅れのため訓練を行う療育支援センターで参加観察を実施した。3.就学後の短期入所施設およびデイケア施設への継続的な参加を行い,こどもとその保護者と交流を行った。4.青森県特別支援教育課において青森県の特別支援教育の現状について資料提供を受けた。5.青森県内の保健センター保健師に現在の要フォロー児への対応について資料提供を受けた。7.障害児保育に取り組む保育園の視察を行った。
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Research Products
(1 results)