2005 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の医療用粘着テープによるスキントラブル予防に関する研究
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16791432
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Research Institution | Niigata College of Nursing |
Principal Investigator |
高柳 智子 新潟県立看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (90313759)
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Keywords | 医療用粘着テープ / スキントラブル / 高齢者 / 剥離方法 |
Research Abstract |
前年度に行なった収集データの解析ならびにまとめを行い、高齢者への実験方法の検討を行なった。 消化器外科病棟において、医療用粘着テープ(以下、テープとする)によるスキントラブルの発生ならびに予防対策の実施について、実態調査を行なった。 その結果、テープによるスキントラブル発生者の特徴として栄養状態が不良傾向の高齢者であることがわかった。原因は、アレルギーや化学的刺激による接触性皮膚炎であり、一般にテープによるスキントラブル発生原因で最多と言われている物理的刺激による者は認められなかった。 また、スタッフのテープ貼付・剥離方法は、文献で望ましいとされている項目を全て行っているとは言えず、特に剥離の速さや貼付部位の皮膚の清潔は配慮されていないことが多かった。しかし、病棟全体のスキントラブル発生率は低率であり、低刺激性テープによる物理的刺激の軽減が関連していると考えられた。これらから、看護者は、テープによるスキントラブルのリスクアセスメントを十分に行い、危険性が高い者には十分な予防対策を行っていく必要性が示唆された。
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