2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16791452
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
柴田 真紀 北里大学, 看護学部, 講師 (10286370)
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Keywords | 精神科看護 / 身体的拘束 / 行動制限 / 人権擁護 |
Research Abstract |
本研究では、精神科において、身体的拘束に関する看護判断に影響を及ぼす要因を明確にすることを目的としている。 本年度は、「身体的拘束中の患者の看護を行う精神科看護師の葛藤と対処行動」を明らかにするため、詳細な研究計画立案を行い、研究者の所属する大学において研究倫理審査を受けた。倫理委員会において研究実施の承認を受け、現在、対象となる病院に対し、調査依頼を行っている。なお、研究計画の概要は以下の通りである。 1)調査対象:神奈川県にある総合病院精神科(一施設)で働く、精神科臨床経験5年前後の看護師5〜10名。 2)データ収集方法:半構成インタビュー インタビューは、個室にて、研究者と対象者1対1で行う。インタビューガイドを用い、60分程度行う。また、対象者の了承を得て、ICレコーダに録音する。 3)データ分析方法:録音したデータから逐語録を作成する。逐語録を繰り返し読み、内容を読みとり、分類、カテゴリー化を行う。 *倫理的配慮:インタビューにおいては、対象となる看護師に協力の意思を確認し、協力が得られた揚合、対象者の都合の良い時間にインタビューを行う。録音についても必ず対象者の了承の元で行うものとする。インタビュー中も、対象者の自由意志を尊重するとともに、対象者に苦痛が無いか配慮し、苦痛が伴うと判断された場合は確認の上、インタビューを中止する。得られたデータは厳重に保管し、本研究のみに使用する。対象者の匿名性に配慮する。なお、研究結果は対象者の希望があればフィードバックする。
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