2004 Fiscal Year Annual Research Report
科学研究費補助金制度におけるプログラム・オフィサー制度の構築に向けた調査・研究
Project/Area Number |
16800053
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
蓮尾 昌裕 京都大学, 工学研究科, 助教授 (40218433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤池 孝章 熊本大学, 医学薬学研究部, 助教授 (20231798)
片山 紀生 情報学研究所, 情報メディア研究系, 助教授 (60280559)
鈴川 和己 筑波大学, 人間総合科学研究科, 助教授 (50334066)
見延 庄士郎 北海道大学, 理学研究科, 助教授 (70219707)
湯浅 英哉 東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教授 (90261156)
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Keywords | プログラムオフィサー / 科学研究費補助金 / 競争的研究資金制度 |
Research Abstract |
文科省の科学研究費補助金(科研費)制度の効率的な運用のため、新たなプログラムオフィサー(PO)制度の構築に向けた調査研究を行った。本年度は以下の活動を行った。 1 国内外の競争的研究資金配分機関におけるPO制度運営状況の調査研究 科学技術振興調整費、NEDO、厚生科研費のPOとの面談・情報交換 日本学術振興会、科学技術政策研究所主催の競争的研究資金制度・PO制度に関する講演会、科学技術振興機構主催のPOセミナーでの情報収集 諸外国の競争的研究資金制度・PO制度に関する文献の調査・分析、および学術研究助成課と学術調査官で昨年度なされた米国NSF、英国RCの現地調査の結果分析 シンガポールA^*STAR、台湾NSCの競争的研究資金制度・PO制度の現地調査 米国NIH/NCI/NIEHSの競争的研究資金制度・PO制度の現地調査 2 文科省科研費担当学術調査官(PO)制度の効果的運用に向けた調査研究 学術調査官制度やPO制度に関する審査部会各系(人文社会・理工・生物)委員会委員へのアンケート調査の実施 採択課題のフォローアップや研究者とのコンタクトに関する学術調査官自身へのアンケート調査の実施・分析 その他、採択課題の研究者や学術調査官所属機関へのアンケート調査の検討・準備 3 科研費応募者に対するPO制度の啓発活動、および応募者の意識・要望の調査研究 本科研費共催による日本化学会第85春季年会の企画講演「より身近な科研費制度を目指して-プログラムオフィサーに求められる役割-」の企画・実施と本研究メンバーによる講演・パネルディスカッション。 他の学会への同様な企画提案と準備。 メンバー間の連携を保った調査研究の遂行のため、月に1回程度の頻度で全体会議を行い、調査活動の進展状況の報告・意見交換、調査結果の分析、今後の展開方針の策定を行った。また、集中的な議論を行うために2泊3日のセミナーを開催した。
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