2017 Fiscal Year Annual Research Report
油脂含有廃棄物からの液体・気体燃料変換のための高速抽出-二段発酵プロセスの開発
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16F15370
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
徐 開欽 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 主席研究員 (20250722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PERIYASAMY SIVAGURUNATHAN 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Keywords | 藻類バイオマス / 水素生産 / 嫌気性発酵 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は藻類の単独と混合水素発酵のバッチ実験を行い、水素収率に関わるパラメーターの影響を調べた。単独水素発酵では、乾燥した後の大型藻類Gelidium amansiiに1%の各希酸を投入し、121℃5%(w/v)で30分間の前処理をした。これらの条件で得られた加水分解物をバッチ水素発酵の基質として供給し、各希酸の影響を検討した。その結果、H2SO4前処理法のみが、Gelidium amansiiからの水素発酵の改善に有意な効果が得られた。他の希酸(HCl, HNO3, H3PO4など)を用いた前処理は水素発酵に悪影響を与えることを判明した。大型藻類バイオマスからの水素生成を高めるためには、適切な前処理方法の選択が不可欠であることを明らかにした。大型藻類と微細藻類の混合水素発酵では、異なる植種菌/基質の比(3~15% v/v)のバッチ実験を実施した。植種菌/基質の比が6%から15%に増加するとともに、バイアル瓶内の酢酸濃度が低下した一方、吉草酸塩濃度が増加した。植種菌/基質の比が水素発酵の代謝経路に影響を与えた結果、混合藻類からの水素収率が低下した。大型藻類と微細藻類の混合水素発酵に最適な植種菌/基質比が6%であることがわかった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)