2017 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク世界政治理論から見る日中韓三国の新たな関係
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16F16012
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
中戸 祐夫 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (60334075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HEO JAICHUL 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Keywords | ネットワーク / 日中韓 / 中国 / 北朝鮮 / 朝鮮半島 / 東アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はネットワーク世界政治理論を用いて日中韓の国際関係を分析することを目的としたものである。本研究では、とくに、1 中国の首脳外交のネットワークの分析、2 韓国と中国の間に構築されているネットワークが韓中国関係に及ぼす影響、3 東アジアにおけるネットワークの構築が朝鮮半島の平和体制に及ぼす影響、4 中国の外交ネットワークからみる朝中関係および韓中関係-といった数多くの事例に着目して実証研究を実施した。また、その成果は研究論文および図書の一部として公表された。 また、学会発表および研究発表としては、1 中国の外交ネットワークに対する分析:新中国以降の首脳会談を中心に、2 首脳会談のネットワークから見る中国と朝鮮半島の関係、3 韓国学界の知識ネットワーク:中国と日本に関する研究を中心に、4 ネットワークから見る韓中、韓日関係-といった内容について口頭発表を行って、他の研究者からのコメント等を反映させる形で研究を発展させていった。 本研究はネットワーク世界政治理論という韓国の研究者たちが集まって発展させているひとつの分析アプローチを用いて、日中韓を中心とした東アジアにおける様々な領域のネットワークの構築や発展が実際の国際関係にどのように影響を及ぼすと考えられるのかという一貫した問題意識を持って、多様な二国間関係あるいは多国間の関係の実態把握とその影響を分析するものである。ネットワーク世界政治理論は方法論的に明確であり、一貫したアプローチをとっており、様々な研究成果を上げたといえる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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