2016 Fiscal Year Annual Research Report
漢字文化圏における西洋科学の受容:概念の導入から訳語の定着までの道程
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16F16740
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
内田 慶市 関西大学, 外国語学部, 教授 (60115293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TOLA GABRIELE 関西大学, 外国語学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2016-10-07 – 2019-03-31
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Keywords | 文化交渉学 / 言語接触 / 近代西洋人 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の研究業として、『珍蔵本字典集成 影印与解題』(沈国威との共編、商務印書館 2016,11.387p)、 『北京官話全編の研究 付影印・語彙索引 上巻』(関西大学出版部 2017.2.745p)の著書2冊、論文として、「域外漢語研究の過去・現在・未来-文化交渉学の視点から」(『文化交渉学のパースペクティブ』吾妻重二編、,3-26p,関西大学出版社,2016.8)、「文化交渉學與語言研究」(『合璧西中-慶祝顧彬教授七十壽辰文集』618-638p,外語教學與研究出版社,2016.7)、「有關《拜客問答》的若干問題及其他」(東アジア文化交渉研究第10号、2017,3,31,87-100p)があり、また、基調講演として「有關《拜客問答》的若干問題及其他」(第八回世界漢語教育史国際シンポジウム、中山大学、2016.11.5.)、口頭発表として「Louis Poirot's Manchu-Chinese Translated Bible 」(21th Biennial Conference of the European Association for Chinese Studies(欧州漢学会議), 2016.8.26, St.Petersburg,Russia)、「關西大學亞洲文化研究中心的數據庫的現狀和未來」(古籍整理與版本目錄學國際研討會,2016.11.8. 中山大学図書館)、「近代西洋人的語體観」(中国語近世語学会2016年度研究集会、2016.12.10. 愛知大学東京事務所)などを行った。いずれも、研究目的、研究実施計画に基づく成果である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特別研究員とは毎週顔を合わせて、その都度、研究状況について検討を行っている。また、論文の内容のチェックや、シンポジウムの際の発表内容に関する議論等も積極的に行っている。従って、おおむね順調に進捗していると言うことができる。
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Strategy for Future Research Activity |
特に変更点はなく、今後もこれまで同様に共同研究を進めていく。 論文執筆だけでなく、積極的に国際シンポジウムや国内の学会での口頭発表、投稿も進めて行く。
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