2016 Fiscal Year Annual Research Report
Study for Forthcoming Book, "Japanese Art Since 1989" (2018)
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16F16748
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Research Institution | Independent Administrative Institution National Institutes for Cultural Heritage Tokyo National Research Institute for Cultural Properties |
Principal Investigator |
橘川 英規 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化財情報資料部, 研究員 (20637706)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YAMAMURA MIDORI 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化財情報資料部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2016-10-07 – 2019-03-31
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Keywords | 日本現代美術 |
Outline of Annual Research Achievements |
2年計画の第1年次にあたる本年度は、フィールドワーク・調査、関係者インタビュー、執筆、調査資料・内容の整理を行った。執筆のための基礎情報の蓄積と来年度以降の研究方針の明確化に努めた。 1.フィールドワーク・調査、関係者インタビュー ・以下を行った。【フィールドワーク・調査】 佐賀町エキジビットスペース(視察とディレクター取材)、瀬戸内国際芸術祭(視察と福武總一郎取材)、福岡アジア美術館滞在調査、アートファンタジー対馬(視察とディレクター取材)、福島ビエンナーレ(視察とディレクター取材)、琵琶湖ビエンナーレ(ディレクター取材)、アートベース直島、県北ビエンナーレ、3331アーツ千代田プロジェクトスクール、三鷹いのちと平和映画祭(視察とディスカッション)、埼玉トリエンナーレ、ジェンダー研究会、ワシントン・Archive of American Art(アーカイブズ調査)、京都市立芸術大学ギャラリー(視察)。【関係者インタビュー】田附勝、千葉由美子、藤原えりみ、桑山忠明、柳幸典、開発好明、青木野枝、山城千賀子、砂入博司、山本糾、安部典子、播磨みどり。上記、フィールドワーク等によって収集した画像、音声資料の整理を行った。 2.執筆・論文発表 収集した情報を元に、2016年12月より第1章(1970-89)の執筆を開始。2017年4月25日に執筆内容を東京文化財研究所で行われる研究発表のための準備を行った。そこで得たフィードバックを取り込み、7月までに第1章完成予定。調査中の題材の中から個人作家に関する小論文、展覧会評などを出版。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査に関しては順調だが、執筆がやや遅れ気味である。理由として、書き始めで執筆ペースがつかめなかったことと、2月に海外で発表、調査などがあり、ひと月執筆できなかったことがある。
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Strategy for Future Research Activity |
2017年度は執筆活動を主に研究を推進する。また、現在調査が足りない、1995年から2000年までの美術の流れと、2011年の震災以降の美術、地方美術展の行政、観客の反響など、細かい部分の調査を詰めてゆく。執筆計画として、7月、10月、2018年1月、3月までに各章を完成予定。執筆が遅れた場合は5月を目安に書籍の草稿を完成し、その後は 見直しと不足部分を補う作業を行う。
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Research Products
(4 results)